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謎解き 広重「江戸百」 (集英社新書ヴィジュアル版)
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| 商品カテゴリ: | アート,建築,デザイン
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| セールスランク: | 36342 位
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| 発送可能時期: | 通常3〜4日以内に発送
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| 参考価格: | ¥ 1,155 (消費税込)
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これが謎といわれても
新書版だが、絵はすべてカラーで鮮明なのに驚く。その意味では、お買い得本である。
ただし、内容はペダンチズムと雑学的はったりが多い。
たとえば、夏に刊行された浅草金竜山が雪景色なのが「謎」としているが、名所絵であれば、その場所のもっとも印象的な季節を選ぶのは当たり前のこと。
また、絵には安政の大地震の復興を願った各種のメッセージやコードがこめられているとしているが、大きな災害のあと、人々が復興を願うのは当たり前のこと。
要するに、ごく当たり前のことをもったいぶって謎とぶち上げ、その謎を解いたとしているような気がする。その論法には首をかしげざるを得ない。
参考文献も載せず、「入手が困難なので図書館を利用してほしい」としているのも奇妙。著者が引用しているのはすべて刊行されている本である。著者はちゃんと原典にあたっているのであろうか。
新たな視点を提供してくれる一冊
広重の「名所江戸百景」(通称「江戸百」)について、謎解きをメインとした一冊。
大写しの近景と遠景の対比についての考察が興味深い。
安政年間の町民生活や社会事象など時代背景も丁寧に解説されており、勉強になる。
図録などの紹介とは一味違った分析を楽しめ、今までとは違った視点で作品を鑑賞できる。
具体的な謎解きがなされるのは50点ほど。一ページを割いて作品もカラーで紹介される。
「大はしあたけの夕立」「深川洲崎十万坪」など誰もが一度は目にしたことのある作品も含まれ、見ているだけでも楽しめる。
新たな視点
この本が何と言っても素晴らしいのは、図版が全てカラーであることだ。もちろん新書サイズでは絵の細部を鑑賞するには至らないが、白黒よりははるかにましである。手元に置きたくなる1冊である。
内容は、「なるほどそういう見方もあるのか」と思わせるものだが、ややこじつけの感もある。広重の絵に「隠されている」とされる江戸のニュースが非常に現代的なのには驚かされる。
広重の有名な『名所江戸百景』の謎解き 知的好奇心をくすぐる好著
実際、東京芸術大学美術館で120点あまりの『名所江戸百景』の全作品を鑑賞しましたが、確かに万人を魅了する特異性と芸術性が感じられました。「亀戸梅屋敷」「大はしあたけの夕立」の作品をゴッホが模写していますし、浮世絵はセザンヌ、ゴーギャンという西洋の印象派の画家たちにも相当な影響を与えています。
本書は、そんな広重の『名所江戸百景』の謎解きをした解説書です。江戸時代の歴史や習慣、風俗、出来事に通じておられる筆者原信田 実氏ですので、読みすすめていくうちにどんどんその展開に引き込まれていきました。知的好奇心を満足させてくれるものだと言えましょう。浮世絵研究家としての長いキャリアに裏付けられた斬新な仮説がたまらない魅力でありました。
1ページを使用して有名な作品をカラーで提示しながら、絵解きを行っています。謎解きの内容につきましては、骨格をなす記述ですから触れませんが、「浅草金龍山」「玉川堤の花」「日本橋雪晴」「猿わか町よるの景」「増上寺搭赤羽根」「水道橋駿河台」など、そこに含まれている謎解きもさることながら、約150年前の江戸がそこに存在しているわけですから、興味深い事柄だと思いました。「深川洲崎十万坪」の大胆な構図などは、広重の面目躍如といった作品ですね。
それらの作品を眺めているだけで広重の図録を見ているようですし、巻末には、年表、地図、そして『名所江戸百景』の絵索引(カラー)が収められています。とても有用でした。初学者にとっても分かりやすい有用な書籍です。
謎解き、というほどかどうかとは思うけれど、全体像が良くわかって、じっくり細部の鑑賞もできる。新書だけれどお得な感じ。
広重の「江戸百」ってこんなシリーズだったんですね。
有名な「亀戸梅屋敷」や「大はしあたけの夕立」。広重の「江戸百」シリーズは、ゴッホの模写から知った人も多いかもしれませんが、この小さい一冊で全体像が理解できました。江戸末期の出版事情や、シリーズ出版の契機となったかもしれない安政の大地震などの状況がよく書かれていて、製作の背景も想像できます。
「謎」という著者の興味の最初のきっかけを最後まで引っ張ったおかげで、あんまり謎でもなさそうなものまでその形式でまとめたことは良かったのかどうかとは感じます。謎、といわなくても、著者の「解釈」でもいいかも。「こんな読み方、鑑賞の仕方ができる」という素敵な例だと考えて読んでも充分面白いです。
展示会などでは目にした事のないものも含めて全部が収められているので、新書ながらなかなか良い一冊だと思います。縮小され、索引にしかでてこないのもありますが、半数の50枚ほどは一ページの絵で、説明もついていますから細部もじっくり鑑賞できます。
品がない、と思われる方もあるかもしれない、近景に馬の後姿がある「四谷内藤新宿」。打ち上げられた花火の放物線が美しくもうら悲しい「両国花火」。遠景、近景に謎を解く意味がある、と著者は書くのですが、それなしでも近景の上手い利用法はさすが、と感心する作品がたくさんあることを知りました。
集英社
浮世絵「名所江戸百景」復刻物語 広重の大江戸名所百景散歩―江戸切絵図で歩く (古地図ライブラリー (3)) ここが広重・画「東京百景」 (小学館文庫) もっと知りたい歌川広重―生涯と作品 (アート・ビギナーズ・コレクション) 江戸を歩く (集英社新書ヴィジュアル版)
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